『ざんねんないきもの事典』『続ざんねんないきもの事典』『わけあって絶滅しました』(シリーズ)の著者、丸山貴史の妖怪謎解き図鑑。

定価 : 本体1,200円＋税
ISBN：978-4-87738-605-4　C8045
A5判　並製　144頁　総ルビ　オールカラー

発行 : 株式会社かなえ　発売 : 株式会社紀伊國屋書店

 

妖怪がどうやって生まれたのかを進化の視点から考察した妖怪図鑑。
例えば、ふんどしが舞い上がった姿を見た人々が妖怪だと思い恐怖にとらわれた。

また、ぬるぬるしたタコの気持ち悪さが妖怪になっていった。
これらの妖怪の多くは江戸時代より昔に生まれ、現代とは全く異なる環境下、つまり夜は本当に暗く、風や冷たさの防寒も今とは比べ物にならない。そんな時に犬の遠吠えを聞くだけでも妖怪の叫び声に聞こえたかも。

このような、人々の心理面だけではなく、江戸時代より昔の文化、歴史的出来事の紹介を交えて、妖怪のうまれた環境とその進化を推理していく。

楽しくてためになる一冊!!

 

著者紹介
丸山貴史（まるやまたかし）
1971年、東京生まれ。図鑑制作者として、生きものの面白さを伝えるために活動している。おもな制作物に、『ざんねんないきもの事典』（執筆／高橋書店）、『せつない動物図鑑』（監訳／ダイヤモンド社）、『わけあって絶滅しました。』（執筆／ダイヤモンド社）、『いまさら恐竜入門』（執筆／西東社）、『進化がわかる動物図鑑』（編集／ほるぷ出版）などがある。

現代

◆ざんねんな妖怪
八岐大蛇、小豆洗、ろくろ首、鬼など　12妖怪を紹介
◆せつない妖怪
両面宿儺、餓鬼、コロボックル、猫又など　12妖怪を紹介
◆わけありな妖怪
くだん、あまびえ、以津真天、天狗など　12妖怪を紹介
◆いまさらな妖怪
人魚、かまいたち、海坊主、河童など　12妖怪を紹介