戦後、児童マンガ文化を支え、子供たちを夢中にさせた「週刊子供マンガ新聞」を原色通りに再現!
価格・ISBN等
第1回配本( 創刊年の9 月1 日号から1949 年12 月25 日号を収録予定) ※欠号あり
本体価格:181,500 円+税( 税込199,650 円) ISBN 978-4-86759-348-6
※同時1 ~ 3 アクセス共に同一価格です
※1946 年9 月1 日号~ 1952 年9 月7 日号までを3回に分けて刊行予定
本体価格:181,500 円+税( 税込199,650 円) ISBN 978-4-86759-348-6
※同時1 ~ 3 アクセス共に同一価格です
※1946 年9 月1 日号~ 1952 年9 月7 日号までを3回に分けて刊行予定
書籍詳細
1946 年から1953 年に子供マンガ新聞社から刊行されたタブロイド版週刊子供新聞。
俗悪マンガが横行する時代に、日本でただ一つ正規に政府から新聞用紙の割当配給を受けていて、「よいマンガを子供に」というメッセージが紙面に溢れている。
1948 年からカラー化。
一時期は宅配サービスや駅売りで売られ、少年少女を夢中にさせ、一時期は15 万部に達した。
マンガ研究史にとって欠かせない媒体であり、マンガ以外にも「子ども風土記」「マンガ家訪問」などのエッセイも掲載し、社会背景や文化を読み解く情報も満載。
児童マンガの発展に足跡を残した作品群は、内容の秀逸さだけではなく、占領期の日本人の意識も顕在化させている。
散逸の激しい稀覯紙を可能な限り収集し、オールカラー、高性能OCR で精度の高い検索を実現。
◉◉◉ 主な執筆陣 ◉◉◉
西川辰夫、秋吉馨、横山隆一、清水崑、塩田英次郎、和田義三、小川哲男、横井福次郎、井崎一夫、南義郎、永井保、那須良輔、杉浦幸雄、小野佐世男ほか
俗悪マンガが横行する時代に、日本でただ一つ正規に政府から新聞用紙の割当配給を受けていて、「よいマンガを子供に」というメッセージが紙面に溢れている。
1948 年からカラー化。
一時期は宅配サービスや駅売りで売られ、少年少女を夢中にさせ、一時期は15 万部に達した。
マンガ研究史にとって欠かせない媒体であり、マンガ以外にも「子ども風土記」「マンガ家訪問」などのエッセイも掲載し、社会背景や文化を読み解く情報も満載。
児童マンガの発展に足跡を残した作品群は、内容の秀逸さだけではなく、占領期の日本人の意識も顕在化させている。
散逸の激しい稀覯紙を可能な限り収集し、オールカラー、高性能OCR で精度の高い検索を実現。
◉◉◉ 主な執筆陣 ◉◉◉
西川辰夫、秋吉馨、横山隆一、清水崑、塩田英次郎、和田義三、小川哲男、横井福次郎、井崎一夫、南義郎、永井保、那須良輔、杉浦幸雄、小野佐世男ほか
刊行年代
昭和(戦後)
解説(敬称略)
娯楽と教育的配慮のバランスが絶妙な『子供マンガ新聞』
――「山の中でも 日刊新聞のあるところは 配達してくれます」――
桑原涼(雑誌研究家)
一九四六年創刊、「楽しめる愉快な、教養になる新聞」と多色オフセット輪転機
タブロイド判の『子供マンガ新聞』をめくってみると、「マンガ新聞」という名に反して、半分近くは文字中心の記事であることに気がつく。とくに平和、教科書、スポーツ、戦災孤児、動物園などのニュースが充実している。福井地震が起こったときの義援金の呼びかけなども、印象に残る。これは、ユニークな視点から占領期を読み直すことができる貴重な資料なのだ。
『子供マンガ新聞』は、一九四六(昭和二十一)年三月五日創刊。第一巻第一号から第六号までは旬刊で、大森区調布嶺町一丁目五二B5判で8ページ(第一巻第三号から第六号までは十ページ)。各ページに漫画もしくはお話一編という単純な構成だ。旬刊時代の『子供マンガ新聞』は雑誌扱いで、「配給元 東京都神田区淡路町二ノ九 日本出版配給株式会社」という表示があり、『日本出版年鑑 昭和十九・二十・二十一年版』(日本出版協同、一九四七年)の「雑誌目録」にも載っている。『読売報知』三月二十五日の『子供マンガ新聞』広告は、「毎号すばらしい好評・マンガと新童話、一流大家責任執筆 三月創刊一号より発送します」と告げている。(・・・ 一部抜粋 ・・・)
――「山の中でも 日刊新聞のあるところは 配達してくれます」――
桑原涼(雑誌研究家)
一九四六年創刊、「楽しめる愉快な、教養になる新聞」と多色オフセット輪転機
タブロイド判の『子供マンガ新聞』をめくってみると、「マンガ新聞」という名に反して、半分近くは文字中心の記事であることに気がつく。とくに平和、教科書、スポーツ、戦災孤児、動物園などのニュースが充実している。福井地震が起こったときの義援金の呼びかけなども、印象に残る。これは、ユニークな視点から占領期を読み直すことができる貴重な資料なのだ。
『子供マンガ新聞』は、一九四六(昭和二十一)年三月五日創刊。第一巻第一号から第六号までは旬刊で、大森区調布嶺町一丁目五二B5判で8ページ(第一巻第三号から第六号までは十ページ)。各ページに漫画もしくはお話一編という単純な構成だ。旬刊時代の『子供マンガ新聞』は雑誌扱いで、「配給元 東京都神田区淡路町二ノ九 日本出版配給株式会社」という表示があり、『日本出版年鑑 昭和十九・二十・二十一年版』(日本出版協同、一九四七年)の「雑誌目録」にも載っている。『読売報知』三月二十五日の『子供マンガ新聞』広告は、「毎号すばらしい好評・マンガと新童話、一流大家責任執筆 三月創刊一号より発送します」と告げている。(・・・ 一部抜粋 ・・・)
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キーワード
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