民俗学研究の原点といわれる「民間傳承」を電子書籍で復刻。同一プラットフォームでは、各誌の用語を横断検索でき、民俗学研究の発展に貢献できる資料群!!
価格・ISBN等
■ 第1回配本(1935 年9 月号~ 1942 年3 月号)
本体価格154,000 円+税 ISBN978-4-86759-426-1
■ 第2回配本(1958 年4・5・6 月合併号~ 1960 年12 月号)
本体価格154,000 円+税 ISBN978-4-86759-427-8
■ 第3回配本(1942 年5 月合併号~ 1944年7・8 月号)
本体価格154,000 円+税 ISBN978-4-86759-537-4
★最新刊★
■ 第4回配本(1946年8月号~1949年12月号)
本体価格154,000 円+税 ISBN978-4-86759-547-3
同時1~3アクセス共に同一価格
本体価格154,000 円+税 ISBN978-4-86759-426-1
■ 第2回配本(1958 年4・5・6 月合併号~ 1960 年12 月号)
本体価格154,000 円+税 ISBN978-4-86759-427-8
■ 第3回配本(1942 年5 月合併号~ 1944年7・8 月号)
本体価格154,000 円+税 ISBN978-4-86759-537-4
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■ 第4回配本(1946年8月号~1949年12月号)
本体価格154,000 円+税 ISBN978-4-86759-547-3
同時1~3アクセス共に同一価格
書籍詳細
「民間伝承」は、日本民俗学会の前身である、現地に暮らす住民から報告される生の民俗資料によって、民俗学の解明を進めることを目的として創設された「民間伝承の会」(1935 年設立) の機関誌として柳田國男指導のもとに創刊された。
「民俗資料は、集めて比較してみなければ価値がない」と語った柳田國男の指導の下、会の機関紙であり、民俗学研究のバイブルと称される。
「民俗資料は、集めて比較してみなければ価値がない」と語った柳田國男の指導の下、会の機関紙であり、民俗学研究のバイブルと称される。
刊行年代
昭和(戦前)
推薦(敬称略)
関西学院大学社会学部長 島村 恭則
民俗学は、『郷土研究』、『民間伝承』、『旅と伝説』といった民俗学系雑誌とともに成長してきた。それは、全国各地の在野研究者から寄せられる膨大な事例が掲載された資料の宝庫だったのだ。
かつて、民俗学者は、これらの雑誌を手元に揃えていた。1970 年代には、復刻版も刊行されていた。
しかし、その後、入手困難になったこともあり、これらの雑誌を活用する人は少なくなった。
そうした中で行なわれる今回の電子書籍化は、状況を一転させる可能性が大いにある。電子化されることで、これらの雑誌を、いつどこにいても瞬時に読むことが可能になる。明治期から戦後期まで順番に目を通してもよいし、好きなところから拾い読みを重ねていってもよい。これにより、読者はつぎつぎと新たな発見をしていくことだろう。埋蔵金の発掘のようなものだ。
そうして見つけたテーマや事例に、現代の新たな方法論や理論でアプローチすれば、必ずや新鮮な研究が生まれることだろう。
また、電子版には、検索機能が備えられている。
ある民俗事象のキーワードを入れれば、一瞬にしてたくさんの類例を集めることが可能だ。比較研究が大いに進むことになる。
私は、民俗学初学者の頃、これらの雑誌の復刻版を手に取り、むさぼるように読んでいた。
どの号も、ワクワクしながら頁を開いた。そして、こんな雑誌が毎月届いたら、どんなに楽しいことかと思った。
いま、われわれは、電子化によっていつでも読むことが出来る。
民俗学の楽しみに思う存分浸れるのだ。
民俗学は、『郷土研究』、『民間伝承』、『旅と伝説』といった民俗学系雑誌とともに成長してきた。それは、全国各地の在野研究者から寄せられる膨大な事例が掲載された資料の宝庫だったのだ。
かつて、民俗学者は、これらの雑誌を手元に揃えていた。1970 年代には、復刻版も刊行されていた。
しかし、その後、入手困難になったこともあり、これらの雑誌を活用する人は少なくなった。
そうした中で行なわれる今回の電子書籍化は、状況を一転させる可能性が大いにある。電子化されることで、これらの雑誌を、いつどこにいても瞬時に読むことが可能になる。明治期から戦後期まで順番に目を通してもよいし、好きなところから拾い読みを重ねていってもよい。これにより、読者はつぎつぎと新たな発見をしていくことだろう。埋蔵金の発掘のようなものだ。
そうして見つけたテーマや事例に、現代の新たな方法論や理論でアプローチすれば、必ずや新鮮な研究が生まれることだろう。
また、電子版には、検索機能が備えられている。
ある民俗事象のキーワードを入れれば、一瞬にしてたくさんの類例を集めることが可能だ。比較研究が大いに進むことになる。
私は、民俗学初学者の頃、これらの雑誌の復刻版を手に取り、むさぼるように読んでいた。
どの号も、ワクワクしながら頁を開いた。そして、こんな雑誌が毎月届いたら、どんなに楽しいことかと思った。
いま、われわれは、電子化によっていつでも読むことが出来る。
民俗学の楽しみに思う存分浸れるのだ。
解説(敬称略)
島村恭則 (関西学院大学社会学部長)
『民間伝承』の創刊号(一九三五〔昭和一〇〕年)の冒頭には、柳田國男の「小さな問題の登録」という文章が載せられている。ここで彼は、民俗学が解くべき大小無数の問題のうち、あまり古びておらず、かつまだ誰も取り扱っていない問題を掲載し、読者が相互に知識を交換して将来の解明につなげようという呼びかけを行なった。そして、これに対応して、毎号、一頁目の論説に続く二頁目以降に「会員通信」の欄が設けられた。そこには、日本各地の読者から寄せられた民俗学上のさまざまなテーマについての問い合わせと、それに対して同じく各地の読者から投稿されてきた調査報告が掲載された。そして、その報告を見て、さらに別の読者が関連する事例を報告するという連鎖が形成されていった。
『民間伝承』をながめることで、埋没していたテーマや新たなテーマを見つけ出すことができるのだ。(・・・ 一部抜粋 ・・・)
『民間伝承』の創刊号(一九三五〔昭和一〇〕年)の冒頭には、柳田國男の「小さな問題の登録」という文章が載せられている。ここで彼は、民俗学が解くべき大小無数の問題のうち、あまり古びておらず、かつまだ誰も取り扱っていない問題を掲載し、読者が相互に知識を交換して将来の解明につなげようという呼びかけを行なった。そして、これに対応して、毎号、一頁目の論説に続く二頁目以降に「会員通信」の欄が設けられた。そこには、日本各地の読者から寄せられた民俗学上のさまざまなテーマについての問い合わせと、それに対して同じく各地の読者から投稿されてきた調査報告が掲載された。そして、その報告を見て、さらに別の読者が関連する事例を報告するという連鎖が形成されていった。
『民間伝承』をながめることで、埋没していたテーマや新たなテーマを見つけ出すことができるのだ。(・・・ 一部抜粋 ・・・)
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キーワード
- 民族