人類史上最大の惨劇「第2次世界大戦」を世界各国はどのように伝えていたのか。
価格・ISBN等
書籍詳細
プロパガンダを⽬的としたグラフ誌と各国軍部の雑誌から「その時代」を問い直す画期的な試み。
写真が伝える真実を地球規模で俯瞰する「世界のグラフ誌集成」、電⼦書籍として刊⾏!!
■第1回配本
SAKURA(日本)
Ogonek(ソビエト連邦)
第2回配本
Gunto Graphic Okinawa’s Greatest(アメリカ)
YANK USA 第1集(アメリカ)
YANK TOKYO EDITION(アメリカ)
Parade(イギリス)
Signal(ドイツ)
Tempo(イタリア)
■第3回配本
YANK EUROPEAN EDITION(アメリカ)
Signal(ドイツ)
Leitheft(ドイツ)
Die Wehrmacht(ドイツ)
Skrzydla(ポーランド)
写真が伝える真実を地球規模で俯瞰する「世界のグラフ誌集成」、電⼦書籍として刊⾏!!
■第1回配本
SAKURA(日本)
Ogonek(ソビエト連邦)
第2回配本
Gunto Graphic Okinawa’s Greatest(アメリカ)
YANK USA 第1集(アメリカ)
YANK TOKYO EDITION(アメリカ)
Parade(イギリス)
Signal(ドイツ)
Tempo(イタリア)
■第3回配本
YANK EUROPEAN EDITION(アメリカ)
Signal(ドイツ)
Leitheft(ドイツ)
Die Wehrmacht(ドイツ)
Skrzydla(ポーランド)
刊行年代
昭和(戦前)
推薦(敬称略)
土屋 礼子 早稲田大学政治経済学術院 教授
第二次世界大戦時に発行された、20 誌以上のグラフ雑誌をデジタルで復刻したこのコレクションは、各国の戦時プロパガンダに関心のある人にとって、またとない宝庫である。
ナチス・ドイツによる対外宣伝雑誌『シグナル』やナチス・ドイツ各軍の雑誌もあれば、英国がカイロで発行した『パレード』も入っている。ロシア帝政末期に創刊され、1923 年にソビエト連邦作家同盟機関誌となった『アガニョーク』には、戦争記事の一方で詩や文化関係の記事が多く見られる。米軍の週刊誌『ヤンク』には地域による版がいくつもあるが、米軍施政下の沖縄で発行された「南日本版」が興味深い。また、米海軍の『オール・ハンズ』には、東条英機が自殺を図った前後の写真が載っている。
クロスワードパズルや風刺漫画や美女のピンナップ写真に銃後の生活や捕虜の話もあるこれらの雑誌に、兵士や兵器や戦場だけでない、さまざまな戦争の顔を私たちは見いだすだろう。
第二次世界大戦時に発行された、20 誌以上のグラフ雑誌をデジタルで復刻したこのコレクションは、各国の戦時プロパガンダに関心のある人にとって、またとない宝庫である。
ナチス・ドイツによる対外宣伝雑誌『シグナル』やナチス・ドイツ各軍の雑誌もあれば、英国がカイロで発行した『パレード』も入っている。ロシア帝政末期に創刊され、1923 年にソビエト連邦作家同盟機関誌となった『アガニョーク』には、戦争記事の一方で詩や文化関係の記事が多く見られる。米軍の週刊誌『ヤンク』には地域による版がいくつもあるが、米軍施政下の沖縄で発行された「南日本版」が興味深い。また、米海軍の『オール・ハンズ』には、東条英機が自殺を図った前後の写真が載っている。
クロスワードパズルや風刺漫画や美女のピンナップ写真に銃後の生活や捕虜の話もあるこれらの雑誌に、兵士や兵器や戦場だけでない、さまざまな戦争の顔を私たちは見いだすだろう。
解説(敬称略)
井上 祐子 公益財団法人政治経済研究所主任研究員
どの国のものであれ、兵士、捕虜、銃後の人びとの歓喜や悲しみ、強い意思を示すまなざしや疲れた表情などをとらえた写真は心を引き、言葉と相まって見る者の感情を揺さぶる。それが写真とグラフ雑誌の魅力であり、また魔力でもある。
戦争の結末を知っている私たちは、これらの資料から、宣伝戦への批判力、戦争への批判力を養っていかなければならないのではないだろうか。
( 解説より抜粋)
どの国のものであれ、兵士、捕虜、銃後の人びとの歓喜や悲しみ、強い意思を示すまなざしや疲れた表情などをとらえた写真は心を引き、言葉と相まって見る者の感情を揺さぶる。それが写真とグラフ雑誌の魅力であり、また魔力でもある。
戦争の結末を知っている私たちは、これらの資料から、宣伝戦への批判力、戦争への批判力を養っていかなければならないのではないだろうか。
( 解説より抜粋)
おすすめ
メディア史、国際関係、軍事史、平和研究、言語学、異文化交流、欧米史・アジア史研究者、大学及び公共図書館
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