時をこえて紡がれる、皇室の記憶
―高額本ゆえに刊行当時限られた方だけが手にできた写真集を、昭和100年にあわせて復刻!—
価格・ISBN等

書籍詳細
最も長きにわたった「元号」である昭和。「昭和100年」をきっかけとして、激動と復興の昭和時代を顧み、象徴であられた昭和天皇と皇族の方々のお写真を復刊することで、将来に思いを致すことは大変意義深いことと考え、本書を刊行。
各巻別解説 (敬称略)
森 暢平 成城大学文芸学部教授。
近代以降の皇室・天皇制を社会的・メディア的に分析する第一論者。
各巻別解説 (敬称略)
森 暢平 成城大学文芸学部教授。
近代以降の皇室・天皇制を社会的・メディア的に分析する第一論者。

刊行年代
昭和(後期)
昭和(戦中)
昭和(戦前)
昭和(戦後)
収録巻数・目次等
第1巻 皇室―皇居外苑保存協会刊 72頁
皇居外苑保存協会が昭和28年3月に刊行した「公式アルバム」とも言える写真集を復刻。戦前の権威主義的皇室像のイメージ転換は新聞社等に
委ねられていたが、皇室の側から広げようとした新たな試みとなった1冊。刊行時の販売価格が2,500円、当時の大学卒初任給が約5,000円で
あったことからも、たいへん高価な書籍であったことが伺える。


1巻_後序 1巻_目次
第2巻 天皇―北海タイムス社刊 328頁
戦後7年を経て独立を回復し復興への足掛かりをつかんだ1952年に刊行。過去の苦しい時代を回顧しつつ未来の希望を見出した当時の人々に、新時代を感じさせる写真の6万枚から選ばれた宮内庁や各宮家の写真集。昭和27年10月刊行。



2巻_序 2巻_目次 2巻_訪問先
第3巻 天皇七拾年―国際情報社刊 336頁
昭和天皇ご夫妻のヨーロッパ歴訪を記念して刊行された豪華写真集。通信社の写真だけではなく、国際情報社特派員の「御訪欧取材記」掲載など、独自の取材・撮影に社長石原俊明が日本人に伝えたい思いを込めた一冊。昭和46年12月刊行


3巻_発刊に際して 3巻_目次
第4巻 皇室特集 国際写真情報合本 246頁
国際情報社の月刊誌「国際写真情報」から皇室を特集した号を抜粋。大正末期から昭和初期の皇室の「慶事」を特集したものでもあり、当時、皇室の報道が、どのように国民に伝えられていたのか、内外の危機が迫る時代の皇室と民衆の関係が記録されている。
解説(敬称略)
森暢平 成城大学文芸学部教授 (敬称略)
敗戦後七年を経て独立を回復し、朝鮮特需の後押しもあり復興への足掛かりをつかんだ一九五二年。この年に刊行された『天皇』は、過去の苦しい時代を回顧しつつ、未来の希望を見出した当時の人々に、新時代を感じさせる写真集となった。
戦後巡幸に関する研究は進んでいるが、当時の皇室の表象の研究はまだ進展する余地があり、本巻は貴重な資料となるであろう。【抜粋】
敗戦後七年を経て独立を回復し、朝鮮特需の後押しもあり復興への足掛かりをつかんだ一九五二年。この年に刊行された『天皇』は、過去の苦しい時代を回顧しつつ、未来の希望を見出した当時の人々に、新時代を感じさせる写真集となった。
戦後巡幸に関する研究は進んでいるが、当時の皇室の表象の研究はまだ進展する余地があり、本巻は貴重な資料となるであろう。【抜粋】
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